2006年の第45回日本SF大会 の開催が決定いたしました。今後ともよろしくお願いいたします。私、実行委員長の七里寿子より、あらためてごあいさつを申し上げます。
東北地方で日本SF大会を開催するのは初めてとなります。(ところでみなさん、東北にある県をみんな挙げられますか? 青森、岩手、秋田、山形、福島、そして今回の開催県となる宮城、の6県です。) とはいえ、SF系イベントが開催されたことがないわけではありませんし、現在まで長く続いている地方コンベンションもあります。こういった地方コンベンション関係者のみなさまにも、ぜひこの機会にご参加いただき、ほかの地方からくる人々や、普段は直接会うことが難しいサークルの方々と出会い、交流していただければと考えております。
「出会い」。これは、私にとってSFの大きな魅力です。新しい知識と、(作品を通して)作家と、舞台と、技術と、そして同じ作品を媒体にして語り合う仲間との出会い。もちろん、SFだけに限ったことではないのかもしれませんが、出会いや、それに続く交流が人生を楽しくしてくれているように思います。
そしてSF大会の魅力もやはり「出会い」です。紙面では会っているけれど生身としてはそうひんぱんには会えないゲストと、通常はメールでしか会っていない遠方の友と、会うたびつい論争になってしまうあの人と(この場合は出会いというよりは再会ですね)、年長者の説教と、若者の情熱と、素敵な物語と、出会う可能性があります。その土地があまり行かない場所であるならば、土地との出会いも魅力的です。
SF大会は「大人の文化祭」のようなもの、という表現があります。その「祭」の部分をしっかりと楽しんで、いろいろな「出会い」をしてください。そのための場所、企画、時間はご用意いたします。もちろん、参加者のみなさんが出会いのきっかけ(自主企画、スタッフとしての協力)を提供してくださるのも歓迎いたします。
素敵な出会いがきっとある にぜひおいでください。
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